皆さま、こんにちは。
昨年の5月に、ビクトリア州のバララットにある動物園「バララット・ワイルドライフ・パーク」を訪れました。ここは世界最高齢のウォンバット、「Patrick the Wombat」ことパトリックさんが住んでいることで知られる動物園。この動物園のシンボルで、世界中にファンがいる人気者に会いに行った時のお話です。
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目次
パトリックさん基本情報
「Patrick the Wombat」…通称パトリックさんは、世界最高齢にして最大級のウォンバットとして世界中にファンのいる人気者。日本でも「カラパイア」などのメディアで紹介され有名になりました。
Facebookの公式ページには約5万7千人のフォロワーがいます。 (2017年5月18日時点)
Facebook公式ページには可愛らしい写真が満載。
赤ちゃんの頃にお母さんが事故で死んでしまい、孤児になってしまったところを保護され、バララット・ワイルドライフパークに移り住みました。その後何度も野生に戻す試みがあったものの、その度に他のウォンバットにいじめられてしまい、結局そのまま人間と一緒に人生を送ることになります。
2016年には30歳を迎えました。通常ウォンバットの寿命は長くても20年ほどだそうなので、異例のご長寿。しかし内気な性格が災いして、一度も子どもを作ったことがなかったそうな。つまり童貞。
バララット・ワイルドライフパークで一番の人気者で、人に抱っこされることと手押し車に乗って園内を周るのが大好き。その愛らしい姿は、ぜひ上記の公式Facebookページやイメージ検索結果でご覧ください。
ワイルドライフパークはもとよりバララットの街のシンボルのような存在で、CNNによる「8 greatest city mascots around the world」に、日本の「たま駅長」と共に名を連ねています。
バララットとは
バララットはビクトリア州の都市で、メルボルンから北西へ100kmほどのところにあります。 昔はゴールドラッシュで栄えたそうで、今でもヨーロッパのような雰囲気を残す、静かな街です。 人口は約8万人で、ビクトリア州で3番目に人口の多い街だとか。
バララット・ワイルドライフパークへの行き方
バララットへは、メルボルンのサザンクロス駅からアデレード方面へ出ている高速列車V/Lineで、1時間ほどで行くことができます。
バララットの駅からワイルドライフパークまでは少し距離があり、公共のバスで30分程度で着きます。メルボルンからのツアーもあるので、そちらを利用するのも良いかもしれません。
バララット・ワイルドライフパーク基本情報
住所:250 Fussell St, Ballarat Central VIC 3350
電話番号:+61 5333 5933
ウェブサイト:BALLARAT WILDLIFE PARK
入場料は大人33ドル。 見学できる動物はウォンバットのほか、コアラやカンガルー、ヒクイドリ、タスマニアデビル、ディンゴ、エミュー、ハリモグラなどなど。あとなぜか、世界最強クラスの毒を持つインランドタイパンやデスアダーなど、毒ヘビのメンツが豪華。。
飼育されている動物やイベントなどについては、上記ウェブサイトをご参照ください。
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バララット・ワイルドライフパーク訪問記
ここからは、昨年5月に実際にバララット・ワイルドライフパークを訪れた際の様子をご紹介します。
メルボルンから1時間ほどでバララットに到着。小さいながらもなかなか雰囲気がある駅舎です。
駅ではさっそくパトリックさんのポスターがお出迎え。
この日はあいにくの曇天でしたが、バララットの街はヨーロッパのような美しい街並みで、一見の価値あり。
ほどよくゆるい、入り口の看板。ここから園内へと入ります。
まずは定番の、カンガルーの餌付けコーナーです。 かなり数が多いので、お客さんが多くてもゆったり楽しめると思います。
こんなサービスショットも簡単に。
コアラもかなり近くで観ることができました。
ハリモグラ。たまにこんなのが道路を歩いていることもあるのがオーストラリアという国。
アルパカ。近づくと遠くへ逃げてしまったのですが…
別の子がフレンドリーに近づいてきてくれました。目がつぶらすぎる。
タスマニアデビルもいます。可愛い顔して食事シーンは強烈。
ブロルガ(ゴウシュウヅル)。日本の鶴と違って灰色っぽい体です。
再びカンガルーゾーンへ戻ると、ちょうどエサの時間で大集合していました。
密集。
ふと見ると、お腹の袋から赤ちゃんが!
いよいよパトリックさんとご対面
■■■
さていよいよ、敷地内の奥にあるウォンバットゾーンへ。ついに世界最高齢のウォンバット、パトリックさんとお会いすることができました。
御年30歳の、まさに行ける伝説。そのお姿がこちら!
寝てました。
ウォンバットエリアもちょうどエサの時間だったので、飼育員さんが起こそうと体をさすったり声をかけたりしたのですが、ちょっと寝がえりを打ったくらいで、あとは完全無視で爆睡。 お歳だからか、お疲れだったのかもしれません。手押し車に乗って園内を周るのは、朝の日課だったようです。
エサにも一切反応せず熟睡なさるパトリックさん。
ウォンバットは元々夜行性の動物だそうなので、これは仕方がありませんね。
別のウォンバットが起きていたので、女の子が撫でさせてもらっていました。
こんなサービスショットも撮らせてくれました。
■■■
残念ながら起きている時のパトリックさんには会えなかったのですが、ご飯を完全無視で熟睡し続ける姿も可愛いものがありました。
この時は30歳の誕生日を迎えた少し後だったので、園内もお祝いムード。 記念に「Celebrating 30 years」の文字の入ったポストカードとマグネット、ここには写っていませんが小さな絵本を買いました。
「カラパイア」の記事を読んで知った時からぜひ会いに行きたいと思っていたパトリックさん。 実際に会うことができてとても良い一日になりました。
◇
パトリックさんは2017年4月18日に亡くなりました。天国で今度こそ、素敵な彼女ができますように。
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