皆さま、こんにちは。
先日、シドニーの郊外にある競馬場へ連れて行ってもらいました。
以前働いていたアリススプリングスのホテルが競馬場のスポンサーだったため、競馬場の中でスタッフパーティーが開かれたことがありました。オーストラリアで競馬場へ行くのはその時に続いて二度目なのですが、今回は馬券の買い方も教わったので、実際に買ってみました。
Warwick Farm
今回行ったのは、シドニーの中心部から電車で一時間ほどのところにあるWarwick Farmという競馬場です。日本の中央競馬にあたる、ニューサウスウェールズ州で一番高いクラスの競馬場の一つのようです。
シドニーのCentral駅から電車で1時間ほど、競馬場と同じ名前のWarwick Farmという駅で降りて、そこから10分ほど歩くと到着します。
駅を降りると「馬注意」の看板や、
厩舎、馬を運動させるウォーカーなどが見えます。
この日は実際に馬が運動中している様子が見えました。
競馬場に到着しました。
日本の中央競馬は主に土日に開催されていますが、こちらでは主に水曜日と土曜日に開催されているようです。
日本ダービーやジャパンカップなどが行われる東京競馬場は巨大ですが、それと比べるとコンパクトな印象でした。東京だと大井競馬場に雰囲気が近いかもしれません。
今回は水曜日の開催を観に行ったのですが、平日だからか人はまばら。スタンドには自分たちを含めて6,7人しかおらず、静かでのんびりしていました。
ドレスコードは?
オーストラリアの競馬というと、毎年秋に開催されるメルボルンカップが有名。男性も女性も、それぞれ華やかに着飾って競馬場を訪れます。この辺はイギリスの貴族文化の流れなのでしょうか。
Warwick Farmにもいちおうドレスコードの表示がありましたが、この日は平日の開催で大きなレースもなかったので、あまり気にしなくても良さそうでした。
(Menbers’~と書いてあるので、メンバーのお客さん向けのドレスコードなのかもしれません)
僕たちもラフな格好でしたし、周りのお客さんもごく普通の服装でした。
本日のレース
この日のレースと出走馬の一覧をもらえました。右側は年間のスケジュール表です。
距離と馬の名前、斤量(馬が背負う重さ)、調教師の名前くらいしか書いていないので、予想の材料はあまり多くありません。騎乗予定のジョッキーも書いてあったりなかったり。
また、複数のレースに登録しておいてそのうち一つに出走し、後は取り消しするやり方が普通のようで、ここから出走取消になる馬もけっこう多くいます。
競馬新聞のようなものも一応あるようですが、日本の競馬新聞ほど情報は載っていないそうです。
パドックを見てみよう
パドックとは、レースに出走する前の馬が出てくる場所。ここを数週歩いた後、ジョッキーが騎乗してコースに出ていきます。馬券を買う人はここで馬の状態…身体のツヤや歩き方、雰囲気などを見て、予想の参考にするのです。
日本でも何度か馬券を買ったことはあるのですが…僕は馬は好きなんですが競馬の才能は皆無で、さっぱり当たりません。
今回は他に参考にできる情報も少ないので、パドックで見た際の直感と、あとは名前がかっこいいかくらいしか考える材料がない。当たる気がしないのですが、遊び程度にちょこちょこと賭けることにしました。
馬券を買ってみた
アリススプリングスの競馬場では、馬券の買い方が分からずレースを観ていただけでしたが、今回はオーストラリアの競馬にも詳しい方に連れてきてもらったので、馬券を買ってみました。
日本でいう単勝(1着の馬を当てる)が「WIN」、複勝(3着までに入る馬を当てる)が「PLACE」という名前でした。
ずらりと並ぶ馬券屋さん。
ここは日本と違うところで、それぞれの馬券屋さんでオッズが微妙に違っています。予想が決まったら、オッズの良い馬券屋さんを選んで買う。1ドルから買うことができます。
例えば3番の馬を単勝で5ドル買いたいなら、
「WIN Number 3.5 dollars please.」
とか言えば通じます。たぶん。
日本の競馬は、払い戻しの倍率が決まるのはレース後。つまり10倍のオッズの馬券を買っても、そのあと一気に人気が出るとオッズが下がってしまう場合もあります。
こちらでは馬券を買った時点でのオッズで払い戻しの倍率が決まるので、買った後にオッズが変わっても払い戻しは変わりません。これはいいシステムですね。
今回買った馬券の一例。
10番の馬に単勝(WIN)で1ドル、複勝(PLACE)で2ドル賭けました。
当たるとそれぞれ7.5倍、2.15倍になって返ってきます。このレースは見事10番の馬が1着になったので、合計11.8ドルになって返ってきました。
一応馬連(1着と2着を順不問で当てる)や3連単(1~3着までの馬を順番も含めて当てる)などの買い方もあるようですが、写真に写っている馬券屋さんでは買えませんでした。
これらの馬券は別の場所で買うようです。町中でも競馬の中継などを流しているTABというところで買えるようですが、今回そちらは試していないのでご紹介できません。すいません。
レースを観戦!
日本と比べて進行がかなりスピーディーで、コースに馬が出て行ってからレース開始まで5分くらいしか時間がありませんでした。
大急ぎで馬券を買って、スタンドなりコース脇なりに戻ってレースを観戦します。
コース脇から。目の前を馬が駆け抜けていくのはやっぱり迫力があります。
スタンドからの眺めもなかなか。
お客さんが少なかったので、ゴールの瞬間に馬券の紙吹雪が舞ったり、
「武ぇぇぇぇ逃げんかいおらぁぁぁぁぁ!!!」
「蛯名ぁぁぁぁぁぁ差せボケェェェェあqwせdrftgyふじこlp;」
みたいな罵声が轟くこともなく、割とまったりとレースを観ることができました。
本日の結果
この日は8レースまであり、馬券を買ったのはそのうち5レースほど。全て1ドル、2ドルくらいの掛け金で、大勝負することなく遊び程度にしました。
2レースで単勝、複勝が当たりまして、途中12ドルくらいのプラスに。しかし最後のレースで欲が出てしまい、穴馬を狙ったところ惨敗。最終的には5ドルくらいのプラスでした。
大勝ちもしなければ大負けもせず、でしたが、これくらいの楽しみ方が良いのではないかと思います。
次回は
ニューサウスウェールズには、このWarwick Farm以外にもいくつか競馬場があるそうで、次回は別の競馬場へ行くことを予定しています。
その際には競馬新聞を買ってみたり、別の種類の馬券を買ってみたりして、より詳しいレポートをしてみたいと思います。
その後
一緒に行った方も少しだけプラスになり、二人ともたっぷり楽しんで帰途についたのですが、駅前に停めていた車が駐禁を取られてしまい、一人当たり54ドルの罰金…。
最終結果:マイナス50ドルくらいで終了。
憂さ晴らしにシティの居酒屋でご飯を食べて帰りました。ここだけJAPAN。
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