皆さま、こんにちは。
2015年7月から始まったオーストラリアでのワーホリ生活も、残り1週間を切りました。
最後の1週間はケアンズに滞在しています。
僕は一度ケアンズ空港で乗り換えをしたことがあるだけで、街まで出るのは初めてだったのですが、さすが日本から一番近い場所。日本人の観光客もたくさん来ていて、日本語の看板や案内も多く見かけます。
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さて、ケアンズと言えばやっぱりグレートバリアリーフや、世界遺産の熱帯雨林を訪ねるツアーなどのアクティビティが人気です。
しかし僕は今残念ながらお金に余裕がなく、何よりも独りぼっちの寂しいステイとあって、帰国の日まで大人しく過ごすつもりで来ました。ケアンズの街自体も小さいので、2、3日もあればたいてい回れてしまいます。さてどうしたもんか。
悩んだ末、ケアンズ近郊の一大人気観光地である、キュランダまで行ってみることにしました。なるべくお金をかけずに。
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キュランダと言えば鉄道&ロープウェイ!なんですが…
キュランダはケアンズから30kmほど離れた場所にある、小さな村とその周辺に広がる熱帯雨林のエリア。この熱帯雨林は『クイーンズランドの湿潤熱帯地域』として、世界遺産に登録されています。
なんといっても有名なのが、熱帯雨林の中を走る「キュランダ高原鉄道」(Kuranda Scenic Railway)と、熱帯雨林を上空から見下ろすロープウェイ「スカイレール」(Skyrail Rainforest Cableway)。
この二つは、キュランダへ着くまでの移動時間を楽しむアクティビティとしてとても人気があるのですが、ツアーを申し込んだり往復で利用すると100ドル以上かかってしまい、ちょっと高い。
そうそう、キュランダと言えばこれか、
これですよね!!
(画像はいずれもウェブサイトより)
キュランダに行きたい!でもお金がない。そんなあなたへ。
そこでさらに調べたところ、ケアンズの街からキュランダの村へ出ているバスがあったので、こちらに乗ってキュランダの村まで行ってみました。
運行しているのはこちらのTrans North Bus & Coachという会社で、クリスマスを除いて毎日5便が運航しているようです。
料金は大人で片道6ドル70セント。これならかなり予算を抑えてキュランダの村まで行くことができます。
ケアンズ市内からは、セントラルショッピングセンターに隣接した駅/バスターミナルを発車した後、市内中心部にある「Orchid Plaza」を経由してキュランダへ向かいます。
今回僕は、泊まっているバックパッカーズがすぐ近くなので、始発の駅から乗車しました。利用したのは朝8時45分のバス。
「Kuranda Scenic Railway」の窓口があるプラットフォームに着いてしまったあなた、そこはハズレです。ここは富める者たちの来る場所。立ち去るがよい。
バスが発車するプラットフォームは、そこから階段を上って駅の反対側に行ったところにあります。
前方にでっかく「KURANDA」と出ているので分かりやすい。
特に予約は必要なく(というかできないっぽい)、運転手さんに直接チケット代を払います。
てっきり、僕のような寂しい個人旅行者ばかりだと思っていたのですが、日本人と思われるキラキラしたお姉さんたちも乗っていました。え、皆さまはこっちに来ちゃダメですよ。鉄道乗りなよ。
などと勝手なことを考えているうちに、バスが出発。他に、ケアンズに住んでいてキュランダのお店で働いているらしい人もけっこういました。
道中はまあまあのどかな景色が広がっているんですが…
キュランダまでの所要時間は約45分。
前半はハイウェイを、後半はけっこうな山道を爆走します。乗り物酔いしやすい人は酔い止めの服用推奨。前日も早めに寝ないと酔ってしまうかもしれませんよ僕みたいに。
サトウキビ畑みたいなところを通っていきます。背が高く、3mくらいありそう。
途中にファーマーズマーケットや、眺めの良いルックアウト(写真撮影スポットみたいなもの)などもあったのですが、それらを豪快にスルー。ただただキュランダへ行くだけのバスなのです。
キュランダの村はこんなところ
朝9時半ごろキュランダに到着。鉄道はたっぷり1時間半以上かけての移動だそうですから、ずいぶん速い。そんなに飛ばさなくても。
まだ開いていない店が多く、人通りもまばらでした。
日・月曜はお休みの店も一部あるようなので、外したほうが良いかも。
「Cafe Kuranda」にて。けっこうな大きさのバナナミルクシェイクが5ドル。オーストラリアにしては安い。
ちょっと休憩したのち、村を散策。
村と言ってもお土産屋さんなどが並ぶ小さなエリアで、1,2時間もあれば大体見て回ることができます。
服やハンドメイドの雑貨、ローカルアーティストの絵などが売られていて、楽しい雰囲気。
珍しい、スコットランドのお店。
こちらはディジュリドゥとアボリジナルアートのお店。クイーンズランドのローカルアーティストの作品に加え、有名な中央砂漠エリアのアーティストたちによる作品も数多くありました。
ケアンズ近郊でこれだけ観られる場所は貴重だと思います。
アボリジナルのキッズたちがダンスを披露してくれました。
村の端にある、鉄道の駅。「キュランダ高原鉄道」に乗るとここに着きます。
ちょうど、列車が停車中でした。
バロン川を行くボートクルーズは大人18ドル。野生動物を見られることも多いそうなので、時間が合えば乗ってみても良いかも。
キュランダにも日本人のお客さんがけっこう多く来ており、日本人の方が経営するお店もいくつかありました。その中の一つ、「Little Green Soap」さんというお店で、お土産に買ったのがこちら。
青い蝶をあしらった、チャームとブックマーク。ハンドメイドで作られているそうで、かわいらしくて素敵です。
見ると幸せになる?「青い蝶」とは
さて、ケアンズやキュランダではこの「青い蝶」も有名で、なんでも見ると幸せになると言われているんだとか。何年か前にテレビ番組で、女性が3人でこの青い蝶を探しに旅に出る企画がありましたよね、たしか。
この「ユリシス」という名前の青い蝶、今回僕は偶然にも見ることができました。
鉄道の駅のあたりをボーっと歩いていたとき、一瞬ですが目の前を通り過ぎていきました。
この左側あたりで目撃しました。
キュランダには「バタフライ・サンクチュアリ」という施設があり、ここではユリシスを含む1500種類もの蝶を飼育しているそうです。確実にユリシスを見たい!という方はぜひ訪れてみてください。
蝶とは関係ないですが、買うか迷った末に我慢したTシャツ。
小さな村ですが、ゆったりとした時間が流れており、カフェなどでのんびりしつつ散策していたら、いつのまにか随分時間が経っていました。
14時15分のバスに乗って、ケアンズに戻りました。
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いかがでしたでしょうか。
今回は、なるべくお金をかけずにキュランダを訪れるべく、バスを利用して行く方法をご紹介しました。ただ、これは途中の見どころを全てすっ飛ばして行く方法。
キュランダ観光の半分以上は移動中の景色を楽しむもの、と言われているようなので、予算と時間に余裕がある方はぜひ、「キュランダ高原鉄道」や「スカイレール」を試してみてください。
キュランダの村だけを訪れるより、格段に素晴らしい体験ができるのではと思います。
※
バスの運賃等、記載されている情報は2017年6月26日時点でのものです。
最新の情報はウェブサイト等でご確認ください。
《本日のおすすめCD》
『KURANDA』/David Hudson
オーストラリアで最も著名なディジュリドゥ奏者・ミュージシャンの一人、デイビッド・ハドソンが、キュランダの景色にインスパイアされて作ったという、その名も『KURANDA』。
ゆったりとしたディジュリドゥの低音とピアノのマッチングが素晴らしく、とてもリラックスできる一枚。ずっと流しておける、大好きな作品です。
古い作品ですので既に入手困難ですが、見つけたら買いです。
(画像はamazonより)
《明日使えるかもしれない英語》
車酔い…car sickness
乗り物酔い…motion sickness
オーストラリアで買える酔い止めで、良く使っているのがこちら。同じブランドから、体に優しいショウガの成分を使った商品も出ていますが、よく効くのはやっぱりこっちな気がします。
薬局で探すときは「medicine for car sickness」とか「tablet for motion sickness」とか言えば案内してくれるはずですよ。
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無計画にケアンズ滞在中の日本人です。
今朝こちらの情報をチェックしてこれからキュランダに行ってきます。
バスのプラットフォームにたどり着けたのは丁寧なこちらのサイトのおかげです。
方向音痴のため、自力ではたどり着けなかったと思います。
とっても助かりました!ありがとうございます!
コメントありがとうございます。お役に立てて良かったです。
ぜひケアンズを楽しんでください!