皆さま、こんにちは。
明日15日から来週21日までの1週間、銀座・三越の7階ギャラリーにて、アボリジナルアート展が開催されます。
プロデュースするのは日本のアボリジナルアートの第一人者、内田真弓さん。普段はメルボルンを拠点に、時には2,000キロ以上離れた中央砂漠の町アリススプリングスや、そこから更に数百キロ離れたアボリジナル居住区まで足を運んで素晴らしい作品を探し出し、日本に紹介する活動を20年以上に渡って続けておられます。
まだまだアボリジナルアートの認知度が低かったころから活動を続けてこられた真弓さんは、まさにこの業界のパイオニア。働くかっこいい日本人女性の代表格的存在と勝手に思っております。
個人的にも2012年に初めてお会いして以来、これまで大変良くして頂いています。
昨年はアリススプリングス滞在中にお会いする機会があり、昼間から一杯おごってくださったり、お知り合いの長老に会いに連れて行ってくださったりと、色々とお世話になりました。
(真弓さんその節はありがとうございました。)
そんな内田真弓さんセレクトによる貴重な作品たちが50点以上、はるばるオーストラリアからやってきます。
アボリジナルアートの枠を超えて、オーストラリアを代表する現代アートの巨匠と名高い天才画家、故 エミリー・カーメ・ウングワレーや、アボリジナルアートを代表する名手グロリア・ペチャラの20年以上前の作品などに加え、今回日本初紹介となるアーティストの作品や、普段はなかなか見ることのできないエリアからの貴重な作品も多く展示されるようです。
「Bush Medicine Leaves」by Gloria Petyarre
グロリア・ペチャラの作品の中でも代表的なスタイルの一つ
(実際の展示作品とは異なります)
18日土曜日の14時からは、内田真弓さんによるギャラリートークが開催予定。元フライトアテンダントという華やかな世界から、この道の世界に単身飛び込んで道を作ってきた真弓さんは、オーラがあって話がとても上手で、思わず聞き入ってしまうような魅力があります。
お時間の合う方はこのギャラリートーク、とてもおすすめです。
◆
本国オーストラリアでは、国立・州立クラスの大きな美術館にも多数の作品が収蔵されているアボリジナルアートですが、日本ではまだまだ珍しい存在。美術館などでもなかなか観る機会は多くありません。
これだけの質、広いエリアからの作品が一堂に会することはなかなかありませんので、会期中はぜひ銀座三越に足を運んでみてください。私も18日のギャラリートークに合わせて行こうと計画しています。
《展示情報》
日時: 2017年11月15日(水)～11月21日(火)
11:00～20:00(最終日は18:00まで)
会場： 銀座三越7階ギャラリー
☆内田真弓さんによるギャラリートーク:11月18日(土)14:00～
展示会の詳細、出展作品についてはこちらのページをご覧ください。
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