皆さま、こんばんは。
バンクーバーで女性が亡くなった事件や、コロンビアで日本人大学生の方が亡くなった事件など、昨今海外で日本人が命を落とす事件が多くなっているように感じます。
オーストラリアは親日家も多く、治安も比較的良いとされていましたが、そんな中「世界一住みやすい街」と言われた大都市メルボルンのど真ん中で、先日車の暴走事件が起こってしまいました。
海外渡航するご本人はもちろんのこと、ご家族や周りの人にとっても、海外の治安や住みやすさは気になる情報かと思います。
今回は、これまで滞在してきたオーストラリアの都市や町について、多分に独断を含みますが振り返ってご紹介したいと思います。
これからオーストラリアへ渡る予定の方、またすでに滞在中で移動を検討している方のご参考になれば幸いです。
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目次
- 1 こんな町が住みやすい
- 2 僕が住んだ10の町をご紹介します
- 2.1 ◆Coburg(Melbourne/Victoria)◆
- 2.2 ◆Melbourne CBD(Victoria)◆
- 2.3 ◆Huonville(Tasmania)◆
- 2.4 ◆Latrobe(Tasmania)◆
- 2.5 ◆Darwin CBD(Northern Territory)◆
- 2.6 ◆Katherine(Northern Territory)◆
- 2.7 ◆Alice Springs(Northern Territory)◆
- 2.8 ◆Adelaide CBD(South Australia)◆
- 2.9 ◆Perth CBD(Western Australia)◆
- 2.10 ◆Fremantle(Western Australia)◆
こんな町が住みやすい
中・長期の滞在になると、その町にどんな店があるかによって生活のしやすさも随分と変わってきます。
まず大事なのはスーパーマーケット。ColesとWoolworthsはオーストラリア全土に広がる、2大スーパーマーケットチェーン。安いPB(プライベートブランド)商品も多いので、この二つのうちどちらかでもあるのと無いのとでは生活費が大きく違ってきます。
IGAは小さな地域のスーパーという感じで、PB商品が少ないので値段が少し高めに。小さな町に多くありますが、IGAすらない僻地だと、かなり工夫しないと生活費がかさみやすくなります。
Kmart、BIG Wは服、靴、化粧品、家電製品、玩具など、幅広い品揃えの大規模安売りショップで、貧乏旅行者の強い味方。こちらも町に一つあると生活が大変便利に。
Targetも安売りのお店で、服が中心ですがちょっとした家電製品やDVDなども置いています。
(僕が滞在していた時点での情報を、記憶を頼りに書いておりますので、間違いがありましたらごめんなさい。行く前に念のためググってください。)
僕が住んだ10の町をご紹介します
◆Coburg(Melbourne/Victoria)◆
滞在期間:2015年7月-8月
滞在場所:学生寮
住みやすさ:★★★★★★☆☆☆☆
治安 :★★★★★★☆☆☆☆
お店 :Coles,Woolworths,KFCほか
寮のすぐ隣には教会があり、綺麗な眺めでした。
メルボルンの中心街から電車またはトラム(路面電車)で少し北へ上がったところにあるエリア。
オーストラリアに来て最初の1ヶ月は、ここにあった学生寮に住んでいました。
大通り沿いにColes、駅近くにWoolworthsがありました。
中東系の人が多いエリアのようで、特に夜はやや独特な雰囲気。
一度、夜にどうしても洗濯をしなければならず、トラムに乗ってコインランドリーに行ったのですが、あまり良い雰囲気ではありませんでした。
シティまではトラムだと30分弱だったと思いますので、郊外の町の中ではアクセスは悪くないと思いますが、特に理由がなければ選ばなくてもいいかな…という感じでした。
◆Melbourne CBD(Victoria)◆
滞在期間:2015年8月-11月,2017年1月
滞在場所:シェアハウス、バックパッカーズ
住みやすさ:★★★★★★★★★☆
治安 :★★★★★★★☆☆☆
お店 :Coles,Woolworths,BIG W,Target,McDonald’s,Hungry Jack’s
その他、郊外にKmart,IKEAなど。
ヤラ川の対岸からシティを望む。人は多いですが落ち着いたエリア。
さすがは大都市メルボルン。お店などの数は大変多く、それに従って仕事の絶対量も多いはず(給料が良いかは別として…)。
遅くまで空いている店も多く、夜でも活気に溢れた雰囲気。語学学校や大学なども多いせいか、色々な人種の人たちが住んでいる印象でした。
日本人も多いですが、韓国、中国系の人もかなり多いです。
僕が住んでいたのは、シティの中心的な駅の一つであるParliament駅の近く。シティの中では比較的落ち着いたエリアかと思います。
大きな街なので、日本語の情報や日本語が通じる病院などの施設も充実しています。市内に日本の領事館もあり。こういったところは大都市の利点の一つでしょう。
「世界一住みやすい街」と言われていますが、以前から街中でホームレスを多く見かけました。
先日久しぶりに行ったところ、以前よりも更にホームレスの人の数が増え、観光名所としても知られるFlinders Street駅の一角を占拠してしまっていたのに驚きました。
郊外にも治安が良くないと言われているエリアはいくつかあり、油断は禁物。トラムの中などで、明らかに言動がおかしい人を見かけることもあるので、特に夜間は注意が必要です。
◆Huonville(Tasmania)◆
滞在期間:2015年11月-2016年2月
滞在場所:バックパッカーズ
住みやすさ:★★★★★★☆☆☆☆
治安 :★★★★★★★★☆☆
お店 :Woolworths,IGA
超のどか。牛とかいます。平たく言うとド田舎です。
タスマニアの州都ホバートから、車で南へ約50分ほどのところにある小さな町。
チェリーの生産で有名なエリアで、10月―翌1月ごろまでは各国からファームワーカーが集まります。
僕が滞在していたのはまさにこのシーズンなので、普段はもっと静かな田舎町なのだと思います。
町中にWoolworthsとIGAがありますが、ほぼそれだけ。
ワーホリの人がここに行くとすればファームジョブのためだと思いますが、意外と不便さは感じませんでした。
ただし電車のないタスマニアでは、仕事も旅行もやはり車があったほうが断然良いです。ホバートまで出ればkmart、少し手前のキングストンという町にはBIG Wもあります。
◆Latrobe(Tasmania)◆
滞在期間:2016年2月-2016年5月
滞在場所:キャラバンパーク
住みやすさ:★★★★★★☆☆☆☆
治安 :★★★★★★★★★☆
お店 :IGA,Subwayなど
デボンポートにColes,Woolworths,Kmartあり
4月25日のアンザック・デー早朝には、この場所で厳かなセレモニーが行われました。
タスマニア第3の都市デボンポートから車で10分ほどのところにある、小さな町。
ここから車で2、30分ほどのところにあるアップルファームで働いていました。
町自体は本当に小さく、地元の人同士はみんな顔見知りなんじゃないというような田舎。
たいへん静かで、緑の多い公園などもあり、雰囲気の良い町でした。
何も無い、ということを楽しめる場所。
車と仕事さえあれば、また住んでみたいと思えるような町でした。
◆Darwin CBD(Northern Territory)◆
滞在期間:2013年11-12月、2016年6月
滞在場所:ホームステイ、バックパッカーズ
住みやすさ:★★★★★★★☆☆☆
治安 :★★★★★☆☆☆☆☆
お店 :Coles,Woolworths,McDonald’sなど
CasuarinaショッピングモールにKmart,BIG Wなどあり
海岸沿いのエスプラネードには、ここで戦争があったことを物語る品々が。
ワーホリでオーストラリアに来る前の2013年に、2週間ホームステイで滞在。ワーホリで渡豪後は2016年の5月と6月に合計3週間ほど滞在しました。
自分にとって初めてのオーストラリアはダーウィンだったのですが、これは日本人としてはかなり珍しいっぽい。
ノーザンテリトリー準州で最大の都市ですが、人口は13万人ほどととてもコンパクト。
中心街も驚くほど小さいですが、主にヨーロッパからの旅行者が多く、シティのど真ん中はいつもかなり騒がしいです。
先住民アボリジナルの人が多く住んでいますが、酔っぱらってフラフラしている人も多く、小銭をせびられることがよくあります。
街中でケンカが始まったりすることもあり、やや治安に不安があります。
夜間は特に注意し、人通りの少ないところはあまり出歩かないほうが良いでしょう。
人気のミンディルビーチ・サンセットマーケットにバスで行くときなどは要注意。
街中にColes、Woolworthsがある他、バスで3、40分のところにあるCasuarinaショッピングモールにはKmart、BIG Wも入っています。
Casuarina近くにあるチャールズ・ダーウィン大学には、この街で唯一の語学学校があります。
2013年にここを訪れた際、お試し留学のような形で2週間だけこの学校に通いましたが、日本人の学生は一人もいませんでした。
おそらく、いつ行っても日本人はかなり少ないと思われますので、日本語を絶ってストイックに英語を学びたい人には良いと思います。
現状日本人の旅行者にはまだまだマイナーな街ですが、ここは戦争中に日本が爆撃を行った場所で、その痕跡も街中に残っています。
街から少し離れたEast Pointにある戦争博物館では、当時の兵器や軍服など、多くの資料が展示されています。
日本人として、一度は訪れて頂きたい場所です。
赤道に近いため一年中暑いですが、特に11月~3月ごろの雨季は例年大雨続きで湿気も上がり、ナイトマーケットや各種ツアーなども減ります。
仕事も少なくなると思われますので、ワーホリや旅行者の方は乾季(4月~10月ごろ)に行くのが良いでしょう。
◆Katherine(Northern Territory)◆
滞在期間:2016年5-6月
滞在場所:バックパッカーズ
住みやすさ:★★★★★★☆☆☆☆
治安 :★★★★★★☆☆☆☆
お店 :Woolworths,Target,McDonald’sなど
町はとても静か。
ダーウィンから400㎞ほど下ったところにある、ノーザンテリトリー準州で4番目の町で、人口は6,000人ほど。
町はとてもコンパクトにまとまっていて、WoolworthsとTarget、McDonald’sなどがあります。
ダーウィン以上では?と思えるほどアボリジナルの人が多く住んでいますが、比較的落ち着いた雰囲気でした。
ただし、やはり夜間はあまり出歩かないほうが良いでしょう。バーの前などは特に気を付けてください。
近郊にメロンやサンダルウッドのファームがあるようで、ファームジョブを探しに来ている人が多くいました。
同じバックパッカーズには日本人のほか、フランス人やベルギー人、自転車で旅をしている途中の人なども立ち寄っていました。
マクドナルドやドミノピザ、ホテルのハウスキーピング等の仕事を見つけた人もおり、そこそこ良い条件で働けたようです。
何より娯楽がほとんどないので貯金もしやすかったそう。意外と穴場かもしれません。
ただしめちゃくちゃ暑いです。
◆Alice Springs(Northern Territory)◆
滞在期間:2016年6-12月
滞在場所:ホステル
住みやすさ:★★★★★★★☆☆☆
治安 :★★★☆☆☆☆☆☆☆
お店 :Coles,Woolworths,Kmart,Target,McDonald’s Hungry Jack’sなど
ナイトマーケットは小さいながらも雰囲気十分。
オーストラリアのシンボル、ウルル観光の拠点となる砂漠の町で、人口は26,000人ほど。
こう見るとお店が一通り揃っており、生活のしやすさはまずまず。
ホテルのハウスキーピングを中心に仕事も見つけやすく、時給も良いことで有名です。
問題は治安の悪さで、オーストラリア全土でもかなり悪いほうだそう。
ダーウィンやキャサリンと同じく、ここも先住民アボリジナルの人が多いのですが、アルコールの問題か、残念ながら一部の人が問題を起こしてしまいます。
物を壊される、盗まれる、すれ違いざまに小石が飛んでくる等々…
もちろん大変フレンドリーな人もおり、全員が全員悪いわけではありません。
町中にはアボリジナルアートのギャラリーが多くあり、彼らの素晴らしい文化に触れることができるだけに、とても残念な状態です。
明るいうちであればそれほど危険を感じることはありませんが、夜間の外出は極力避けてください。
自転車やスクーターなども盗難に遭いやすいので、施錠を念入りにして、なるべく人目につきやすいところに置いたほうがよいでしょう。
自転車で旅をしている方など、高価な自転車や機材などを所有している方は特に注意が必要です。
安全面で不安はありますが、お金を稼ぐにはとても良い場所だと思います。
真夏は気温が40度を超えるので、12月~2月ごろは仕事も少なくなります。この時期は避けたほうが良いです。
ウルルへの旅行のために滞在する方も、夜は十分に注意してください。
◆Adelaide CBD(South Australia)◆
滞在期間:2016年12月、2017年3月
滞在場所:バックパッカーズ
住みやすさ:★★★★★★★★☆☆
治安 :★★★★★★★★★☆
お店 :Coles,Woolworths.Target,BIG W,McDonald’sなど
ゆっくり探索できなかったのですが、街はとても綺麗でした。
正味10日ほどしか滞在しなかったので感覚なのですが、おそらく治安はかなり良いほうかと思います。
夜間でも明るく、比較的人通りも多くありました。夜にタクシーに乗った際に話した運転手さんも、
「もう何年も住んでるしこの仕事も長いけど、夜に何か問題が起こったことは一度もないよ」
と言っていました。
もちろん夜間の外出は控えるに越したことはありませんが、これまで滞在した街の中ではかなり安全度が高いのではないかと思います。
お店なども、Rundle Mallを中心に必要なものはほぼ揃っているので、生活に困ることもあまりなさそう。美術館なども充実しており、街並みも大変きれい。
オーストラリア最大級の規模を誇るセントラルマーケットでは、野菜や果物などが驚くほど安く売られていました。
旅行で数日滞在しただけですが、仕事さえ見つかってしまえば非常に生活しやすいところかもしれません。
◆Perth CBD(Western Australia)◆
滞在期間:2016年12月-2017年1月
滞在場所:バックパッカーズ
住みやすさ:★★★★★★★★☆☆
治安 :★★★★★★★☆☆☆
お店 :Coles,Woolworths,Target,McDonald’s,Hungry Jack’sなど
郊外にKmart,BIG Wあり
「パース市民の誇り」と言われるキングスパーク。何度でも来たくなる、素晴らしい場所。
「世界一美しい街」と言われ、日本人にも人気のあるパース。
行った人に聞くと、みんな口を揃えて良かったと言っていたので期待していたのですが、来てみたら予想を裏切らぬ良いところでした。
中心街は栄えてはいるものの、比較的コンパクトで落ち着いた雰囲気。
街を一望できるキングスパーク(写真参照)や、クォッカで有名なロットネスト島など、日帰り圏内に魅力的な場所がたくさんあります。
日本語情報なども充実しており、思った以上にジャパレスもたくさん。
スーパーマーケットなども充実していますが、土日はどこも17時になると閉まってしまうので注意が必要です。
夜になると、シティの中心部にはホームレスの人やちょっとおかしな雰囲気の人も目立ってくるので、安全面ではアデレードにやや劣る印象です。
少し郊外に出ると、綺麗なビーチがとても多く、落ち着いた雰囲気の場所も多くなります。
アジアの人も多いですが、メルボルンに比べると多すぎるということもなく、総合的にとても住みやすい街だと思います。
旅行者のみならず、オージーの中にも「シドニーやメルボルンは忙しすぎるけど、パースはとてもいいよ」と言う人もいました。
◆Fremantle(Western Australia)◆
滞在期間:2017年2月-
滞在場所:バックパッカーズ
住みやすさ:★★★★★★★☆☆☆
治安 :★★★★★★★★☆☆
お店 :Coles,Target,Hungry Jack’sなど
センスの良さを感じる看板。
パースシティから電車で20分弱のところにある、港の町。
世界遺産の一部にもなっている「フリーマントル刑務所」や、週末に開催されるマーケットが有名です。
ヨーロッパ風のおしゃれな建物が並ぶ町は小さいながらも落ち着いており、良い雰囲気です。
西オーストラリアでも有数の観光スポット、ロットネスト島へ行くためのフェリーもここから出ています。
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現在ここのバックパッカーズに滞在中ですが、白人の旅行者が大半で、アジア人はあまり見かけません。
ビーチが近いためか、ややヒッピー寄りの人も多いような気がします。
外から、毎晩日本では吸ってはいけない葉っぱの匂いがしてくるのですが、僕はこの匂いが苦手なので少々辛い…。
町中でホームレスと思しき人に小銭をせびられることもありますが、治安はそれほど悪くなさそうに感じます。
パースシティからも近いので、滞在はしなくとも一度は訪れる価値のある場所だと思います。
■
以上、これまでに訪れた10の町について、ざっくりですがご紹介させていただきました。
今後の滞在先選びの参考になれば幸いです。
何か気になることがございましたら、コメントもしくは下記のアドレスまでご連絡ください。
utaukurumaya@gmail.com
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