当ブログでは、オーストラリア先住民に関する記事を書くことがあります。
日本では「アボリジニ」という言葉が使われることが多いですが、この言葉は英語では「aborigine」と表記します。しかしこの表現は差別的であるということで、近年オーストラリアでは使われることが少なくなっています。
古い書籍などでは「aborigine」の表記が見られることがありますが、現在ニュースや新聞などでは、少し柔らかい表現とされる「aboriginal people」や、先住民を意味する「indigenous people」などの表現が用いられることが多くなっているようです。
日本でも、アメリカ先住民を「インディアン」と呼ぶことはなくなりましたが、オーストラリア先住民に関してはまだまだ「アボリジニ」という表現が一般的です。日本語として使う分にはそれほど問題ありませんが、実際に先住民の方と話す際には避けたほうがよい表現です。
当ブログでは、それぞれのグループの呼称(~族など。この表現も微妙ではありますが…)や、「アボリジナル」という表記を主に使用しております。
また、トレス海峡諸島民(Torres Strait Islands)の方々についても分けて表記しております。